FXスキャル・タートルEA・アカデミアはレンジブレイク手法。4つの段階を経て決済。

タートルEAサムネ C評価

 

伝説の投資集団と呼ばれた「タートルズ」の手法をEAにした商材です。

製作者は奥谷隆一氏。トレーダー、エクセルのプロと紹介されています。著作にも

  • エクセルの3つの機能で仕事のスポードを加速する デスクワークを3倍効率化するテクニック
  • わずか5分で成果を上げる実務直結のExcel術
  • 課長のためのエクセル再入門口座

とあります。読んでみたい。

タートルEAって結局どんな手法なのか?

A.レンジブレイク手法

です。どの部分が自動化されているのかといいますと

  • エントリータイミングの可視化とメール通知
  • 3段階の分割決済
  • 初期損切りラインを建値へ移動

です。エントリー自体は裁量です。

これだけの機能でいいのでもっと安くならないかなと思っています…3段階の分割決済が一番欲しいです。とはいっても、「EA 分割決済」でぐぐれば色々と出てきます。トップに出てきたEAは1万円ほどでした。

解説は後述しますが、画像だけ載せておきます。

タートルEAのエントリーから決済まで

紫のラインが出るルールがタートルズのルールを継承しているのかもしれません。

投資集団タートルズとは?

リチャード・デニス wiki(Richard J. Dennis、1949年1月9日 – )と元数学者ウィリアム・エックハートと共に『優秀なトレーダーを育成できるか』という賭けをするため、タートルズという投資家集団を育成する。そして可能という結論に達する。

利益は1億7500万ドルになった。(円換算は誤解を招くのでドル表記で。出典は後述にあるBuisiness Insiderの記事です。)

リチャード・デニスは「マーケットの魔術師」でもインタビューされています。タートルズに関する著作物は「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」に記載されています。

タートルズってレンジブレイク手法だったのかな?調べてみました。

調べてみると、トレンドフォローの父、リチャード・ドンチャンが考案した「ドンチャン手法」を元にした手法が「タートルブレイクアウト」です。名前からしてブレイクアウト手法ですね。

ドンチャンルールとは終値が、過去の40期間の最高値を更新したら仕掛ける。しかし、そう説明している出典を探しているのですが見つからないです。

ちなみにドンチャン氏は亡くなられていますが、財団が設立されています。

The Richard Davoud Donchian Foundation web

タートルブレイクアウトのルールについて

Business Insiderで記述されています。

Turtle Trading Rules: Trend Following Investing based on 20 amp; 55 Day Highs

  • 中期トレードする場合は20日間の高値または安値を基準にエントリー
  • 長期トレードの場合は55日間の高値または安値を基準にエントリー

という事でしょうか。タートルのメンバーであるCurtis Faithは40日間の移動平均が200日間の移動平均より、どうであるかという基準も追加してパフォーマンスを上げたとも記載されていますね。

FXスキャル・タートルEA・アカデミアの販売ページ見てると疲れますね。

「絶賛・自動・魔術・伝説・あり得ない・ラク」などの文言や、派手なデザインに惑わされず読んでいくのでそれも疲れる原因でしょうか。世界に認められたとか、何を認められたのか不明なのですが、海外トレーダーのハワード氏が絶賛しているからでしょうか?

とにかく高い買い物になってしまうので慎重に読み進めたいのです。

製作者:奥谷隆一

販売:クロスリテイリング株式会社

価格:\248,000(税抜) 税込価格(8%)は\267,840

商材性質:半自動EA・サイン・半裁量トレード

最初の段階では196万5000円(税抜)が妥当だったとのこと。税込で\2,122,200ですね。この金額を出せる人が、このツールを購入するのか疑問に思います。

なぜ26万以上の価格なのか?

10個の特典の価格です。販売ページ後半にタートルEAの特典リストが掲載されていて、それぞれの特典に価格も表示されています。計算してみた所、23万円(税抜)でしたので、販売価格である24万8千円(税抜)から引くと、本体価格は1万8千円(税抜)ということですね。

前述のぐぐったEAが1万円ほどなので、本体価格は決して高くはないという印象です。

しかし一日6秒のスキマ時間でと謳うタートルEAなのに、3ヶ月集中講座とかチャートトレーニングが提供されるのは何故だろう。

結局は裁量でエントリーなので、その判断を高めるための講座なのかもしれません。

タートルEA、結論は裁量トレードしなければいけません。

下記画像にまとめました。動画内ではなぞり書きツールと呼ばれているものは、販売ページでは「レンジスキャン」というかっこいい名前になりました。

タートルEAのエントリーから決済まで

買いだけではなく売りももちろんできます。その判断はルールがあるそうです。

大人気のレンジブレイク手法をうまく別の手法に見せかける商材は多いのです。つまりレンジブレイク手法ってやっぱり凄いんだ…と思います。

ページの序盤から獲得pipsが派手に記載されています。

「11239.9pips獲得!」

しかし、ツールを使えば誰でも獲得できるとは限りません。このツールを使って「奥谷さん」は獲得しましたよ、という報告でしょうか。

見づらくこう記載があります。

※タートルEAを擬似的に完全自動にして算出した検証結果なので、1本のラインを引く手順を入れることでこの結果以上の利益を目指すことが可能です。

タートルEAのバックテスト結果

バックテストの成績もここ数年以内で年間10,000pips以上というEAとしてはあり得ないくらい良成績を叩き出していますし

過去3年間のデータでバックテストを行ったそうです。

いつでも買えるわけではないタートルEA

FXスキャル・タートルEA・アカデミアは限定期間内での購入が可能です。執筆時点では終了しています。「お問い合わせはこちら」と出ているのでメール登録すると販売開始が通知されるかもしれません。

とても高いので、他の情報商材検証webなどを見て比較検討するのが良いと思います。

タートルEA販売ページへ

タートルEAの記事を書くために調べて気づいたこと

Trend Followingって商標登録されていたのですね!http://www.turtletrader.comのページ見て気づきました。TMってマークがついていたので。