
マイキー田中さんというプロトレーダーが制作した24FXというFX商材を解析していきましょう。まずは価格や販売責任者の情報です。
- 販売会社: SAKURA IFB PTE. LTD.
- 所在地:46 Kim Yam Road, #05-02A The Herencia, Singapore 239351)
- 価格:29,800円(税込)
- 商品形態:PDF・冊子
です。シンガポールにある会社なんですね。海外にある会社だとGoogleMapで確認してしまいたくなります。赤枠の建物ですかね?看板にきちんとThe Herenciaと書いてあります。GoogleMapに上記住所をコピペすればストビューでみれますので興味のある方は確認しましょう。

Contents
24FXの特徴
24FXの販売ページの中盤くらいまで実績報告&旅して自由になるという意思表明だけです。
「旅して自由に」はドラゴンストラテジーの製作者である旅するトレーダーヒデさんと同じ訴求文句ですね。やはりお金があっても使えないと幸福は得られないからでしょうか。
見たいのは内容なので下記文言でブラウザの検索機能使ってください。商材テキストの目次までジャンプできます。
「それではテキストの目次と、内容の一部をご覧ください。」
さてテキスト目次まで行けましたら一緒に読み進めましょう。
手法のおおまかなテーマです。
- ローソク足は一切使わない、見ない。
- 他のFX手法と全く違う。
それを前提に、レンジ相場で上で売って下で買う、トレンドが発生したら飛び乗れと書いてあります。これには、ローソク足ではないあるものを見ると明確なサインが出るとも。
ローソク足を見ないので、MACD、RSIなどの指標かなと思っていましたら、24FXの商材解説テキストの目次に「スローストキャスティクス」「エリオット波動」という項目があったので合点がいきました。
Tトレード・Rトレード・Mトレードとありますが、それぞれ次に意味する事です。
- Tトレード – トレンド
- Rトレード – レンジ
- Mトレード – ダブルトップ
スローストキャスティクスはR(レンジ)トレードに使い、エリオット波動はT(トレンド)トレードに使用します。その理由について、まずはスローストキャスティクスについて説明します。
24FXで用いるスローストキャスティクスについて
ストキャスティクスは24FXの手法の一つ、Rトレードで使用します。世界的に有名なテクニカル指標でMeta Traderに標準付属しています。レンジ相場で売られすぎ・買われすぎを判断するテクニカルツールですので、24FXが提唱する「ローソク足を見ない」という記述は言い過ぎではありますが、間違ってはいません。
ストキャスティクスの振る舞い
上下に80%の買われすぎラインと20%の売られすぎラインがあり、そのライン以上と以下でクロスしたらさらに信頼度が高まるサインです。試しに表示させて見ました。80%の信頼度ゾーンでのクロスではなかったのですが下がっています。


エリオット波動について
エリオット波動は24FXのTトレードに用います。米国のアナリストのラルフ・ネルソン・エリオットが編み出した考えです。その考えは
という考え方です。検証してみたのは下図となります。決まりはわからないのですが、トレンドが来る可能性がある高値更新した部分を①回目のカウントとして計測しました。
結果、5回の上昇波が現れましたので、発生理由も後付ですが記載しました。ご参考になればと思います。
エリオット波動の発生解説
①でダブルボトム(サポートされて買われている)となっています。レジスタンスラインが意識されています。
②で高値更新したものの伸び悩んでいるので、①で買った人たちが決済したのでしょうか?その後、安値切り下げて揉んでいます。実はこのラインは4時間足ではレジサポラインとして長く機能していました。日足でも意識されていた強いラインです。
③では②売りで入っていた人たちが諦めて決済、またはダブルボトムの出現でトレンドが来ると予想した人達が買った?下がるものの黄色いラインでサポートされてトレンド転換したという感じでしょうか。ダブルボトムが形成されそうなら、ボトムから想定レジスタンスラインまで61.8%のフィボナッチを引くと上昇傾向がイメージできます。面白いことに、フィボナッチも5つの意識されるラインがあるように感じます。

このようにエリオット波動は相場参加者の心理を把握した定石みたいなものでしょうか。
マイキーゲール手法はマーチンゲール手法
24FXの製作者マイキー田中さんが誕生させた手法です。ゲールは英語で強風の意味。波にのるためのヨットの風をイメージしているのでしょうか。
違いますマーチンゲール手法と重ねているのです。
この手法では10回負けたとしても、11回目で勝てば過去に投資したマイナスを取り戻せるという手法です。表をみてみてください。どんなに負けていても一回勝てば微益勝利となります。
投資回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
投資額 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 |
投資額累計 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 | 511 |
払戻金 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 | 512 |
しかしこの手法は現実的ではありません。なぜなら累乗なのですぐに天文学的数字になります。24FXの販売ページにあるマイキーゲールの解説にはこういう一文があります。
マイキーゲールとは簡単に言ってしまえば、負けをなかったことにしてしまうリカバリー手法 です。
つまりナンピンマーチンゲールですね。やめておいたほうがいいです。
24FXは買いのFX商材ですか?
結論から言ってお勧めしません。スローストキャスティクスとナンピンマーチンゲールを組み合わせた手法といっても過言ではありません。
スローストキャスティクスは信用度が高いです。上記の説明画像を作っている時の事です。
USD/JPYの予想はストキャスティクス上では「買われすぎ」のサインとなるクロスラインが現れました。なので「こういうクロスのときは下がっていきます」という説明のために下がる前にキャプチャしました。結果、ちゃんと下がってくれました。もし買いが入ったらキャプチャが無駄な作業となりました。
小さい事ですがこういう事って信用を大きく左右します。ストキャスティクスの信用度はアップし愛着が湧きましたね。
ストキャスティクスの使い方が知りたければ24FXを買うのはありですが、ネットで優良な無料情報はたくさんあるので検討していただきたいです。
